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2019年 来年もまたやりたいボードゲームTOP5

この時期にこういうことを書けばアクセスが伸びると聞いたので、滑り込みで世の中の時流に乗ってみる。

ただし、今年初めて遊んだゲームが対象なので、発売自体は去年だったゲームがあるかもしれない。

 

第5位 smartphone Inc./スマートフォン株式会社

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スマフォにおける他社との技術開発競争、販売シェアの奪い合いを追体験している、という気にさせてくれるゲーム。独特なアクションプロットも魅力的で、スマフォというテーマとも上手くマッチしている。ラウンド初めのアクションプロットさえ実行すれば、後はほぼ自動で処理していくのでプレイ時間が(この手のゲームにしては)短いのも良いし、5人プレイ可能なのも(我が家では)評価ポイントだ。唯一の懸念は、テーマの再現性も担っているゲーム中の技術名が、年を追うごとに古臭く感じ始める日が来るのではないかということだ。ポケベルが鳴らなくても歌そのものの魅力を味わえるように、ゲームそのものは色褪せない面白さなのは確かなのだけれど。

 

 

第4位 Rune Stones

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システム的な工夫に感じ入った名作。ゲームにおいてカードを使うということを良く理解して良く研究して良く構築してあると感じる。バランスを取ることだけを仕事と勘違いしてヴァージョンを追うごとにダメになっていたカルドセプトとは真逆な職人魂を感じられる。とにかく気持ちよくプレイでき、後に上げる1位や2位の重ゲームよりも万人受けするので、お勧め度としてはこのランキングでは1番かもしれない。

 

 

第3位 Tussie Mussie

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軽いゲームも1つは入れておきたいと思って、『翡翠の商人』と迷ったがこちらをランクイン。テーマの再現性ではこちらが圧倒的だし、本当に気軽にできてしっかりと楽しめる。花束を贈るという乙女チックなテーマの裏に、カード間のコンボや花束全体としての得点効率など、考える要素の種類が十分多い。たった18枚のカードで成り立っていることも驚きだ。

 

 

第2位 Heaven & Ale/ヘヴン&エール

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効率性と先取りのインタラクションの狭間でもだえ苦しむゲーム。後述の第1位が来るまではこれが今年のベストだと確信していた。理想の手順は簡単に見えているのに、周りのプレイヤーの思惑が確実にそれを許さない。自分のボードと共有ボードをにらめっこしながら一手一手に悩むことができる良いゲームだ。ただ、ビールを作るというテーマの再現性はほぼゼロなので、芳醇な世界観を重要視する人にはそこまでお勧めできないのではないかと思う。

 

 

第1位 Barrage/バラージ

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今年のベストは文句なしのこれ。システム的な面白さでは2位のHeaven&Aleもそん色なかったが、テーマの再現性では他のどんなゲームも軽々と凌駕し、リプレイ性でも匹敵するゲームはなかった。ゲームごとに重役と国家の組み合わせが変わることがリプレイ性を上げる一助になっているが、初心者向けの固定の推奨セットだけでも何度も遊んで色々と試してみたくなるほど、ゲームとしての土台がしっかりしている。今年のBestを越えたAll Time Best Gameと言っても差し支えない。

 

 

その他、次点など

◆Gentes

ランクインしてもおかしくないのだが、直後に来た名作の波に押し流されてまだ1回しかプレイしていないのでここで。「来年またやりたい」ことは確実だ。

◆Race to the New Found Land/ニューファンドランド

とにかくお手軽に本格的な拡大再生産&非対称能力スタートのゲームを体験できる。(強いか弱いかは別にして)イングランドだけが担当した全員が、あまり面白くないという感想なので惜しくもランク外。

オーディンの祝祭:拡張 ノース人

安定のオーディン。バランスが色々と改善され、確実により面白くなったと言える。ただし拡張なのでここで次点として。

◆Empyreal

ポテンシャルは十分ある2019年際終盤にきた期待の新作。まだ1回しかプレイしていないが、このゲームの本質は何回か遊んだところにあると思うので、2020年枠に回したいと思う。

◆バニーキングダム拡張:イン・ザ・スカイ

ゲームの新たな面白さや側面を引き出すという拡張の役割は全く果たしていなかったが、バニーキングダム自体がもう相当面白いので、拡張発売を機にまた遊ぶ機会ができたので特別枠。

 

最後に、今年もたくさん遊んでもらった仲間に感謝して今年最後の記事を終えたい。また来年もできるだけたくさんボードゲームが遊べますように。