Neptun/ネプチューン
BGG
https://boardgamegeek.com/boardgame/164237/neptun
自粛とか色々あって、再開一発目は軽いリハビリということでこれから。
例の10万円の給付があったので、いくらかはこの業界に還元せねばということで、イエローサブマリンで特価になっていたボードゲームを爆買いしたもののうちの1つ。しかし、このNeptunくらいなら、特価になってもまぁいたしかたないかな、とは思うものの、Forum TrajanumとかSymphonyとかまで結構な値引きになっていたのは・・・、これも時代というものかのぅ。「気にはなっていた」ゲームたちだったのでありがたく買わせてもらったけど、世が世なら後で中古を長年に渡って探したり、プレ値にならないか怯えたり、海外の通販を探してまわるクラスのゲームなのではと思う。ボードゲームが世の中に広がっていっているのを実感しつつ、これらを特価で売らねばならないことはちょっと心配だったりする。お世話になっているTrickplayさんとかサイコロ堂さんとか、ニッチなゲームを和訳付きで入れてくれているところはこの先大丈夫なのだろうかとか、単なる杞憂で終わることを願っている。
さてNeptunである。正直まったく気にもなっていなかったゲームだし、このブログに書くほど何か感銘を受けたわけでもないゲームなのだが、ちょっと備忘録的に書いておこうと思った次第である。
・特価、・5人プレイ可能、・デザイナーがちょっと知られている、・今までに買ったQueenのゲームに外れ無し、ということで、積極的に欲しいわけでもないけど、安くなってたら買わない理由もない、ということで購入。
期待がそれほど高くなかったこともあるが、普通に面白かった。プレイ時間45分と書いてあってちゃんと90分で終わるし、カードの取り合いとトラック進行レースという2種類のインタラクション、配達ルートを考えるソロっぽいパズル要素、そして地中海の風の強さに一喜一憂する適度な運要素と、ゲーム全体が手堅く面白い。ルールが簡単で1時間くらいを埋める5人ゲームとして定番になるポテンシャルはある。後述の備忘録もあって、絶対にあと1回はやってみたいゲームだ。この5人の場合のとりあえず1時間ゲーを出す時には、今までEthnosが度々担ってきたけど、これは取って代わると思う。
備忘録として残しておこうと思った理由は、「説明書に記載のない勝利点トークン」があったから。
説明書のセットアップの写真にはセットされているが、本当に一切の言及がない。BGGのルールFAQにもなかったが、同じくBGGでゲーム概要を紹介している人が、ルール紹介の中で普通に使い方を説明していた。「そのターンの終わりにもっともお金を持っているプレイヤーに付与される得点」ということだ。たぶんKickstaterのストレッチゴールだったので大抵の人は使い方を知っていたが、古いルールブックをそのまま印刷してしまったか何かなのだろう。ただ、あくまで概要の説明だったので、お金の量が同点だった場合の説明がみつからない。とりあえず我が家では「同点の場合は手番順で決定」とすることにしよう。そんなわけで一部ルールを抜かしてプレイしてしまったこともあって再戦を期している所もあるが、″面白いゲームはルールを間違えてプレイしても面白い”理論もあるし、普通に良いゲームだと思う。
しかしBGGでレーティングつけている人数も少なかったし、このクラスのゲームがこうも簡単に時代に埋もれてしまうとは、これが時の流れなのかと感慨深かくなるゲームでもある。