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Paladins of the West Kingdom

先週は5人だったのでArchitects of the West Kingdomをプレイし、今週は4人だったので4人までしかプレイできないPaladins of the West Kingdomをプレイした。

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Architects/Paladins of the West Kingdom

ARCHITECTSも悪くはなかったが、ちょっともっさり感があってデベロップ不足を感じた。それに比べるとPALADINSはより洗練されていて、楽しくなっていると思う。

 

どちらもプレイスの取り合いのあまり起こらないワーカープレイスメントであることは同じだが、ARCHITECTSでは20個のワーカーを置いていく中で、(このアクションはシステム的に圧縮できるんじゃないかな?)と感じるところがあり、ゲーム中何度もそのアクションをやることになる。石切場に石を取りに行くと、最初のワーカーでは石を1個、次に置くときにはすでにワーカーが1つ置かれているので石を合計2個、3回目では3個・・・とアクションが強くなっていく。強くなっていくと言っても、建設やら交換やらで使う数量は多い時で6個以上必要なため、最初の1個を取るアクションはほぼ準備フェイズのような感じだ。それでも4個⇒5個⇒6個と順調に上がっていけば最初の1個も貴重な1歩として意味のあるアクションと認識しやすいが、だいたい3~4つワーカーが溜まったところで他のプレイヤーに捕縛されて、また1からやり直しになる。ゲーム中何度も何度も起こるので、ここは何かもうちょっとデベロップできるんじゃないかな、と感じていた次第である。また、そんなわけで1回1回のアクションが軽い。1手間違うとゲームが終わるまでずっと(終わってもしばらくは)「あそこで間違ってなければなー」と延々と悔やみ続けるようなことがない。あれ、こっちに置いた方が良かったかな、と思っても、たいていは、まいっか、と思えてしまう。そこは好みの分かれるところかもしれないが、そういったところもARCHITECTSにはちょっと残念に感じていた。

一方PALADINSでは、ラウンドごとのワーカーは6個スタートで、さらに1回のアクションに最大3個使うので、1アクションごとの重みが増してより好みになっている。実はラウンド内で結構な数のワーカーが一時的に増えるので、異様にワーカーの多かったARCHITECTSのプレイ感も結構残っている。ただ、最初から20個のワーカーを1個ずつ使っていくよりも、ゲーム中に”自分のアクションの結果で”増えた方が、コンボを組んでいるようでより楽しい。そういった意味でも、PALADINSの方がより洗練されていると感じる。

もちろんARCHITECTSの方にも良いところはあって、まずは5人プレイ可能というところ。最近は5人集まることも多くなったので、この点は結構重要である。もう1つは、初見プレイが圧倒的にARCHITECTSの方がやりやすい。そこはアクションの軽さの裏表で、とりあえず石を1個取ってみるか、で気軽にアクション出来てゲームが進んでいく。自分はPALADINSの方が好みだが、ARCHITECTSの方が良いと思う人もいるだろうな、とは思う。

 

より気軽な感じで独特なワーカープレイスメントをプレイしたいならARCHITECS、1手1手奥歯を噛みしめながらプレイしたいならPALADINSをお勧めする。